広島県福山市に本社を構える自動車用樹脂メッキ部品の製造・金型製作の専門企業、柿原工業株式会社。国内でも稀有なメタライジング技術を持つ企業として知られています。
2013年、同社初の海外生産拠点として「Siam Kakihara Co.,Ltd.」を設立。工場の稼働開始から2年経たずして、屋根から雨漏りが発生するという事態に。
何度か修理をしても再発する雨漏り。その解決のためアステックが全面防水塗装工事を行いました。
同社メンテナンスマネージャーの檀上和宏氏に、数ある塗装業者の中からアステックをお選びいただいた理由を中心にお話を伺いました。
何度修理をしても再発する雨漏り
― 工場で発生した雨漏りは、具体的にどのような状況だったのでしょうか?
檀上氏:2014年の工場完成から2年経たずして屋根から雨漏りが発生しました。何度か補修をしてもらったのですが、直してもしばらくすると、また雨漏りが発生してしまう。今年に入り、とうとう機械の上から雨漏りが発生するようになってしまったんです。
さすがにこれはまずいということで、屋根の全面防水塗装を行うことを決めました。
― 何度修理をしても漏水してしまうというのは、タイでは非常に多いご相談です。施工業者は弊社を含め、何社か比較されたのでしょうか?
檀上氏:アステックさんを含め、日系3社、ローカル5社に問い合わせました。
お見積をいただいてみると、ローカルはとにかく安かった。桁が違いました。
でも安かろう悪かろうでは意味がありません。塗装してもまた雨漏りが再発するようなことは絶対に避けたかった。
価格よりも質を重視して考えると、経験や実績のある日系企業が安心できるだろうと思い、3社に絞って検討しました。
【ウレタンシーリング材】
タイの補修工事現場では、屋根からの漏水の際にシリコンシーリングのみで補修するということが行われています。しかし一度シリコンシーリングで補修をしてしまうと、次から塗装による補修が非常に困難になります。
なぜならシリコンシーリング材の上からは、どの塗料も防水材も付着することが出来ないため、張り替え以外のメンテナンス工事が出来なくなってしまうのです。
弊社ではウレタンシーリング材を使うことで、メンテナンス工事が継続して出来るようにしています。
決め手は10年保証
【アステックの10年保証】
塗装後10年間、塗膜の剥がれ、もしくは膨れの状態があった際に問題の箇所の再塗装を行います。
塗膜駆体に密着し、建物が被膜されしっかりと守られている状況を維持し続けます。
― 最終的に弊社をお選びいただいた“決め手”は何でしょうか?
檀上氏:アステックさんに決めた理由は、「10年保証」です。価格ではアステックさんより安価なところもありました。提案内容では3社に大きな違いはなかったと思います。
でも、10年保証はアステックさんだけでした。他社の保証は1年という場合が多く、長くてもせいぜい3年。前回の教訓がありますので、3年程度の保証では不安がありました。
タイでは暑季の強烈な日射しと雨季の大雨のせいで日本よりも塗装が早く劣化してしまうのは仕方がないことだと思っています。だからこそ、10年間の保証はとても魅力的でしたね。
本当に10年も保証してしまっていいのですか?と驚きましたよ。(笑)
― なぜ弊社が10年保証をお約束できるかと言うと、2つの理由があります。
1つは、「防水性」、「遮熱性」、「耐久性」に強みがある自社製の塗料を使用しているということ。
そしてもう1つは、塗料の性能を最大限に発揮する塗装工事ができることです。
正しい施工工程で工事を行わなければ、いくら素晴らしい塗料でもその効果を発揮することはできません。
高性能の塗料と高品質の施工、その両方があるからこそ10年保証をお約束できるのです。
(塗装工事の流れについは、「工事の流れ」ページでご覧いただけます。)
なるほど、それを聞いて納得しました。作業を始める前の足場作りなどの安全対策や養生も徹底されていましたね。
施工中は逐一経過を報告してくれましたし、日本人担当者も頻繁に足を運んでくれましたので、非常に安心感がありました。
現場に任せっきりではなく、施工完了まで責任を持って対応していただき、アステックさん依頼してよかったと思っています。
10年保証の安心感
― 施工が完了したのは今年9月。雨季も終盤を迎え1年で一番雨の多い時期でした。
はい、強烈なスコールが降る日も多かったですが、おかげさまで雨漏りはしていません。施工が終わって3ヶ月ほど経ちますが、今のところ問題は起きていないですね。
今回、屋根の防水塗装工事にとても満足しましたので、工場入口の門の塗装もお願いしました。そちらも文句ない出来栄えです。
「塗装工事ならアステックさんに依頼すれば間違いない」、そう確信しています。
10年という長いお付き合いになりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。