いつまで経っても直らない雨漏り

Thai Nippon Seiki Co.,Ltd.

「大雨になると、毎年のように外壁から雨漏りが発生」― そんな課題をもっていたThai Nippon Seiki Co.,Ltd.(以下、タイ日本精機)。建設会社に依頼はしていたものの、なかなか補修がうまくいかない状況でのASTEC PAINTS (THAILAND) CORP., LTD.(以下、アステック)のアプローチ。建設会社ですら満足行く対応がままならない状況下において、第一工場での小さな補修から始まり、第二工場をも含む全外壁の雨漏り補修を行うことに。アステックへの決め手、費用対効果はどのようなものだったか?

いつまで経っても直らない雨漏り

― 当初、どのような課題があったのですか?

当社ではアマタナコーン工業団地に2つの工場があり、連携して運営しております。築年数はそれぞれ、第一工場が20年、第二工場が10年でした。工場外壁はブロックを積み上げて造られており、時間が経つとズレが発生するため、そこから雨漏りをしていました。

― 雨漏りの頻度は多かったのですか?

特に雨季のスコールで雨漏りするケースが多かったですね。製品が濡れてしまうことがありましたが、原因となる箇所を見つけにくい状況もあり、毎年苦労しておりました。

Nippon Seiki作業前の様子

(左)屋根からの雨漏り(右)外壁からの雨漏り

― どのような対策をされましたか?

建設会社に毎回補修をお願いしていました。しかしながら、なかなか雨漏りが完全に無くならず、毎年毎年どこかしらから雨漏りしておりました。

漏水補修のエキスパートへの期待

― 当社へ依頼いただいた理由はどのようなものでしたか?

建設会社ですら完全に補修出来ない程の度重なる雨漏りが発生していた経緯がありました。そんな中、「(雨漏り)補修のエキスパート」という切り口でアステック様よりアプローチいただきました。日本国内はもとより、アマタナコーン工業団地内で培われたほかの工場の施工事例も拝見させていただき、安心できるなと感じました。

専門業者ならではの安心した検証・施工

― 実際の施工の様子はどうでしたか?

工場の屋根に日本人担当者の方が自ら上がり、雨漏りの箇所を写真撮影いただきました。そして、写真を見せてくれながら、「この箇所がこういう状況になっているため雨漏りが起きています。そのため、こういった施工をする必要があります。」と丁寧に分かりやすく説明しながら進めてくれました。

具体的な雨漏り箇所を示すインスペクションレポート

具体的な雨漏り箇所を示すインスペクションレポート

― 以前に対応されていた業者ではそういった対応はありましたか?

屋根に登って検証、提案いただくような事はありませんでしたね。その辺りはやはりアステック様の専門性を伺えました。提案書(インスペクションレポート)も非常にしっかりしていました。

Thai Nippon Seiki Co.,Ltd. 様のお手伝いにおいて難しかったポイントは、以前の業者様が多く補修されており、雨漏りの原因が何処にあるのか見えない状態になっていました。原因を突き止めるまで非常に苦労しましたね。

ISOに準拠した汚水処理

― 施工中の様子はどうでしたか?

しっかりしたタイ人マネージャーの監督者にずっと付いてもらっていたので非常に安心できました。またISO 16000、ISO 14000に準拠した施工方法で対応いただきました。

Management Senior Manager 宗村隆一郎 様とCorporate Planning & Control Senior Manager & QMR サラウット・ディストーン様

Management Senior Manager 宗村隆一郎 様(左)と
Corporate Planning   Control Senior Manager   QMR サラウット・ディストーン様(右)

― ISO 16000、ISO 14000に準拠した施工方法というのは?

壁の土やホコリを落とすための外壁洗浄の際、あるいは塗料使用の際に汚水が出ます。これらの汚水を仮にそのまま排水溝へ流してしまうとISO 16000、ISO 14000の基準から外れてしまいます。アステック様ではそれらの汚水を事務所に持って帰っていただいています。以前の補修業者はそもそも外壁洗浄を行わないので汚水が出て来る事もなかったのですが、アステック様では全面的に洗浄いただいているため、汚水の量も多い一方で安全に処理をしてくださるので安心してお願いをしております。

Nippon Seiki作業 Before/After1

Nippon Seiki作業 Before/After2

Nippon Seiki作業 Before/After3

Thai Nippon Seiki Co.,Ltd. 様のお手伝いにおいて難しかったポイントは、以前の業者様が多く補修されており、雨漏りの原因が何処にあるのか見えない状態になっていました。原因を突き止めるまで非常に苦労しましたね。

小さな業務からはじまり、両工場の全外壁も

― 施工後のアフターケアやトラブルがあった際の対応はいかがでしたか?

1年ほど経過しておりますが、現状は大きなトラブルはありません。また何か追加で依頼したい際、あるいはトラブルがあった際も電話一本ですぐに来てくれています。さらに「この箇所をもっとこうした方がいいのでは?」というアドバイスをしてくれています。こういった継続的なアドバイスも今後引き続き欲しいですね。このような背景あり、第一工場に続き、第二工場の外壁も全体的に対応いただきました。

安心の10年保証

― 最後になりますが、今後アステックに期待することは有りますか?

当然ながら施工後、3〜4年経過した時の状況は読めません。10年保証もあるので、保証期間中もしっかり対応いただきます様引き続き期待しております。

私どもが施工した箇所にて、塗装の剥がれが万が一発生した場合は10年間の間であれば、何度も再度施工にご訪問。駐在されている方の任期が終わっても、後任の方へ安心してお引き継ぎいただけます。

製造業にとっての天敵である外壁からの漏水を防ぎ、さらにISOも含めた環境に配慮した施工を行うアステックは、今後も継続的なアフターケアでタイ日本精機様の支援を行ってまいります。雨漏りに課題を持つ製造・流通業の企業様、ぜひ一度無料の診断サービスをご依頼ください。