日本では親会社が創業90年を迎えるLUBE TECHNOLOGY CO., LTD.(以下、LUBE TECH)。主にプレス加工に使われる金属加工油(潤滑油)の製造・販売に取り組む。同社の工場のコンセプトは「油を扱っている工場とは思えないほど綺麗な工場」 。タイの強い直射日光を受け、補修が必要な箇所が徐々に増してくるなか、場あたり的な対応が多いローカル企業にはこれ以上任せられないと感じていた。そんな状況でのアステックペイントタイランド(以下、アステック)のアプローチ。重要な来客のスケジュールが迫る中、外壁や天井、正面玄関サインボードなどの錆・塗装の剥がれをどう対応していったのか?
塗料サンプル・施工事例を用いた分かりやすい説明
― 当社へ依頼いただいた理由、またどの様な課題がありましたか?
オフィス棟の雨漏れ・オフィス内の熱対策が始まりです。
当初、アステック様からお電話でアプローチいただき、来社された際に色々と説明を受けました。 「工場における建屋屋上や外壁の表面温度はどのような状況か?」 「冷房コストに対し、温度上昇はどのように影響していくか?」 「温度上昇を防止するために、どのような膜や施工を施し、遮熱を行うか?」 このような疑問点に対し、塗料サンプルや施工事例を用いながら、非常に分かりやすく丁寧に説明を受けました。遮光・遮熱に加えて、同時に水漏れ対策として防水機能も兼ねていることもあった点も高く評価したポイントでした。このような背景を踏まえ、費用対効果も考慮した上で、我々も防水・遮熱塗装を行うという意思決定に至りました。
結果、品質・安全体制・サービスを評価し、引き続き工場の顔となる部分の補修を依頼する運びとなりました。
日本からの来客が決定し事前に工場の顔であるサインボード、フェンス、外壁汚れ、コンクリートのヒビ割れ錆で汚れてしまった箇所に対しての補修が課題となっており、敷地内のあらゆる箇所を綺麗な状況にしたかった状況がありました。
検証、施工計画、ビフォー/アフター…
すべてのポイントできちっと資料を準備いただきました
― サービスを受ける中で、どのようにお感じになられましたか?
日本人担当者の方が、補修すべき箇所をくまなく探しながら写真撮影をいただき、インスペクションレポートを纏めてくれました。
その後、施工計画書を頂き、ビフォー/アフターがよく分かる施工報告書も頂きました。仕上がりもきちっとしており、非常に安心できましたね。
従来の業者とは大きく異なるサービス品質
― サービス品質という観点から見ると、他社とどのような違いがありましたか?
従来の業者だと「ただ塗料を吹き付けるだけ」、あるいは「塗ったらどうなるかわからないけれど、やってみる」という事もあります。アステック様では、まず塗装前に外壁の汚れをきちんと落とします。そして、最初から塗料を全体に吹き付けるのではなく、一部に吹き付け昼夜での見え方の違いを確認し、配色を調整します。光の反射具合で見え方が変わるためですね。このような配慮のあるアステック様と従来の業者との差は大きなものだと思います。
来社された方々による高い評価
― 施工の結果はいかがでしたか?
日本からの出張者やパートナー企業様が来社するタイミングにも無事間に合い、工場の顔であるサインボードはもとより、工場外壁、天井、警備員に至るまで非常に美しい状態でお出迎えができました。来社いただく皆様には高い評価をいただいております。アステック様には、油を扱っている我々が大切にしているLUBE TECHの姿勢をきちっと汲みとって頂き、「油を扱っている工場とは思えないほど綺麗な工場」というコンセプトを体現いただきましたね。
タイの直射日光から建屋を守る「トータルケア」に期待
― 今後アステックに期待することは有りますか?
依頼する側から考えると、建屋のトータルケアを期待しています。「塗りました。次回はいつ頃に塗ります。」という、「点」のサポートではなく「面」のサポートですね。タイでは直射日光が強いので、建屋のトータルケアセットになるものがあるといいですよね。
「日本から上役、あるいは重要顧客の突発的な工場への来社」― 日系製造業にお勤めの方であれば、一度はこのような事態に直面した事があるのではないでしょうか。
「来客の際、工場の顔となるサインボードは美しく磨かれ、明るい配色で塗装された警備室を通過。最初に目にする建屋外壁には錆や汚れの付着が一切ない。また、建屋屋内は遮熱塗装のため涼しく管理されている。新たな取引がスタートする予感がする。」
アステックが目指すサービス。それは、このような来客者目線で捉えた工場全体のストーリーの礎となる環境づくりの一助です。アステックでは無料のインスペクションサービスを行っております。ご入用の際はいつでもお声がけください。
お客様、パートナー、採用候補者、従業員。あらゆる関係者にとってよい工場とは?
― とても清潔感のある工場ですね。
「油を扱っている工場とは思えないほど綺麗な工場」 ― これが我々の工場のコンセプトです。建屋外観はもちろん、工場内、オフィスも同様に綺麗にします。
一般的に「油なんて汚いもの」というイメージがあります。しかし、工場が綺麗であれば、「この会社の工場は油を作っているにも関わらず、綺麗な工場だ。きちんと製造しているようだ。価値があるに違いない。」と連想いただけるのではないか。お客様はもとより、当社で働く事に関心をもつ候補者、あるいはパートナー企業様などあらゆる方にそうお思い頂ければと考えております。外観というのものは、我々のそのようなコンセプトにおける、正に看板となるような場所となります。